モノトーンのスーツはクールな印象を与えますが、愛らしいピンクのシャツを合わせることで、ふんわりやわらかなニュアンスをプラスします。洋服だけではなく、口紅の色を変えただけでも、新鮮な気持ちになりませんか? 色が与える印象はそれだけ大きいものです。 衣食住、私たちの生活に存在するすべてのものに色はついています。これを感性だけではなく、理論的に学び、実践的活用能力を評価するのが「色彩検定」です。カラーコーディネーターの活躍の場であるインテリアやファッションなどのデザイン分野ではもちろん、販売や企画分野でも注目されています。ネイリストやコスメ業界を目指している場合、この資格を持っていると有利に働き、女性に人気が高い資格です。
人間は昔から、色の持つ作用を上手に活用してきました。寒い地帯では赤や黄色などの暖色系の色をインテリアに使用することで、視覚的にも暖かくなるような工夫が凝らされています。人気の北欧家具がカラフルなのも、暗く寒い冬の季節を少しでも明るく過ごすための知恵ではないでしょうか。
食事にも彩りを加えることで、よりおいしさを引き出します。地味な色合いの焼き魚も、生姜の赤や、しし唐の緑をプラスするだけで、グッと食欲をそそるから不思議です。中国の陰陽五行には、食事に青、赤、黄、白、黒の色をバランスよく取り入れることで、栄養バランスを整えるという考え方があります。ちなみに、青は木、赤は火、黄は土、白は金、黒は水を表しており、大地をあらわす象徴と考えられているそうです。それぞれが持つ「気」の効果を利用して、体のバランスを整えているといわれています。
このように、古来より、人々は色彩から受ける心理的作用を利用し、豊かな生活を営んできました。これは、人間は五感の中でも、特に視覚に頼っているからなのです。情報の8割以上は「見た目」によって判断しているといわれています。このことからも、色の効果が与える影響の大きさをおわかりいただけるでしょう。 最近では、この色の持つ様々な効果が注目を集めています。上下2色にわかれたボトルを使い、深層心理に迫るオーラソーマというカラーセラピーは、スピリチュアルブームの影響もあり、働く女性の間でも人気です。 このように、色には精神を穏やかにコントロールするヒーリング効果もあります。色について学んでいくと、配色だけではない、多彩な役割を実感することができるでしょう。検定合格後、セラピストとして独立する人も増えています。最近では、従業員の心のケアに力を入れている企業も多く、サロン以外にも活躍の場は広がっています。
色彩検定の勉強をすることで、色の持つ効果を最大限に引き出すことが可能です。この知識は、日常生活にも活用することができます。パーソナルカラーがわかれば、洋服選びはもちろん、メイクでも自分に似合う色を選ぶことができ、自分をより魅力的に演出することもできますね。これは、男性に対するアピールだけではなく、仕事でも効果を発揮するのです。人間の本能に強く訴えかける情熱の赤は、自分の気持ちを高揚させる作用があり、プレゼンなどの大事なときには、赤をポイントに使うとうまくいくといわれています。政治家は、選挙演説のときには赤いネクタイを使うなど、視覚効果をうまく利用していますね。女性ならスカーフや口紅など、視線を集めやすいところに赤を使うといいでしょう。
色といっても、この世には数え切れないほどの種類が存在します。それを理論的、体系的にとらえて、色の知識をマスターすれば、女性に人気の職場で働くことも夢ではありません。身も心も元気にする色のパワーで、たくさんの人を幸せにできるなんて素敵ですよね。無限の可能性が広がるカラーコーディネーターは、今度さらに発展していく資格といえるでしょう。
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