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スペシャルコラム

CULTURE

「日本女性の必須教養 「和」の道を究める!」

自然界のBGMが、元気いっぱい鳴いていたセミの声から、鈴虫やコオロギたちの合奏に変わりました。夏のアクティブなムードから一変、しっとりと落ち着いた季節がやってきます。木々も鮮やかに彩られ、秋は四季の中でも、日本らしい季節といえるでしょう。
 そんな情緒あふれる季節に、日本古来の伝統文化を学んでみませんか。茶道や華道は、花嫁修業の必須項目でした。それは、道を究めると同時に、礼儀作法や美しい所作を学ぶためでもあったのです。
 和の習い事は、女性らしさを身につけることができます。新しい季節のはじまりとともに、やまとなでしこになりましょう。

着物女性

日本女性の美しさを
見直してみませんか?

これからの季節、鎌倉や京都などに紅葉見物へ行きたいもの。お寺や庭園では、秋の茶会や野点が観光客向けに開催されることも多いです。難しい作法がわからなくても参加できますが、そんなときにさりげなく振る舞えたら素敵ですよね。
 茶道は、昔もいまも人気の習い事。敷居が高そうに感じますが、最近では、洋服で参加できる教室も増えています。仕事帰りにも気軽に立ち寄れ、新しい人間関係が築けると好評です。和やかなムードの中、お茶のいただき方からお手前まで、丁寧に教えてくれます。
 代表的な流派には、表千家と裏千家があります。基本的なことは似ていますが、細かいところに違いがあるのです。例えば、表千家では部屋に入るときは左足から、退室は右足からという決まりがありますが、裏千家ではその逆に。表千家は「左進右退」、裏千家は「右進左退」と覚えておきましょう。

茶道具

茶道の所作のすべてに意味が込められています

茶器の扱い方や、所作のひとつひとつに意味が込められています。人との出会いを大切にする「一期一会」の精神も茶道に由来するものです。茶道を通して、精神的にも成長することができるでしょう。
 木の葉や花を表現した、和菓子も楽しみのひとつ。茶会では、大きな器に並べられたお菓子が回ってきます。いただくときには、次の客に「お先に」と礼をしてからいただきましょう。もちろん、おもてなしの心やお菓子にも感謝の気持ちを忘れずに。

和菓子

四季を感じられる甘味は五感で楽しみましょう

茶道をはじめると、茶器や茶室に備えられた美術品などにも目が向くはず。常に美しく生けられた、四季折々の花の魅力に惹かれて華道を習いはじめる人も多いそうです。茶釜や掛け軸は非常に高価なものですが、花を生けることは自宅でも気軽にできるからかもしれませんね。
 華道にも、様々な流派があり、生け方にも個性があらわれます。教室を選ぶときには、先生の作品を拝見し、自分の感性に合ったところを選ぶといいでしょう。
 茶室に飾られるのは、主に平たい花器を使った「生花」といわれるものです。生け花の原点ともいえる「立花」は、細長い花びんに花を生けます。最近では、ホールなどに飾られるような、自由なスタイルで生ける「自由花」も人気です。
 静かな環境で、花と向き合う。慌しい日常から解放され、リラックスできるとか。集中力も身につくので、気分転換にも最適です。  部屋やオフィスに花があると、それだけで心が癒されます。手軽に四季を感じることもできてオススメですよ。

華道

華道の基本を学べばアレンジも自由自在

茶道や華道は日常から離れた世界のように思えますが、そこから学ぶことはたくさんあります。物を大切にすることや、人への感謝の気持ちなど、忘れてしまいがちな大切なことを、改めて実感することができるでしょう。
 精神を磨けば、心の美しさが表情にもあらわれるはず。和の道を究めながら、日本女性がもつ奥ゆかしさを身につけませんか?

花屋

花に囲まれた生活は心にも潤いをプラス

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