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スペシャルコラム

HEALTH

「Women's health 『乳がん』検診を受けよう」

 各地で桜が花開き、めっきり春らしくなりましたね。厚手のコートを着ていると、汗ばんでしまうことも多くなりました。本格的な春の訪れに心が弾みます。
 暖かくなると、少しずつ衣替えをしたくなりますが、薄着になるとボディラインが気になるもの。特に、バストラインは女性らしいプロポーションをキープする上で重要です。美しく見えるように、エクササイズやマッサージをする人も多いでしょう。
 バストケアをするときに、ぜひ意識してほしいのが、乳がんのチェックです。乳がんは、20人に1人は発症するといわれています。女性なら、誰もが他人事ではないのです。

ジム

バストケアをする前に乳がんのチェックを!

乳がんの原因は、残念ながらまだはっきりしていないようです。エストロゲンという女性ホルモンが関係しているといわれ、女性なら誰もがそのリスクを負っているといえます。
 30〜40代で発症することが多く、特に30歳以上で出産経験のない女性の発症率が高まっています。子供を産んだことがない人は必ず乳がんになるとは限りませんが、ひとつの傾向として覚えておくといいですね。
 また、乳がんは遺伝的要因も大きいといわれています。家族や親戚に乳がんに罹ったことのある人はいませんか? 乳がんは、早期に発見すれば適切な治療を受けられるので、人知れず手術を受けている人もいるとか。そのため、遠くに住んでいる親戚が罹っていても、気づかないこともあるそうです。両親に聞いてみるといいでしょう。

女性

女性なら誰もがリスクを追っていることを忘れずに

乳がんは早期発見により、9割以上が治るといわれています。すぐに気づくためには、毎日のバストチェックはかかせません。入浴前後に鏡の前で、バストに異常がないか確認しましょう。まずは自然な状態で鏡の前に立ち、皮膚のへこみやただれがないかチェックします。ここで異常がなくても、手を上にあげたときに皮膚のひきつれを見つける場合もあるので、両方の姿勢でチェックしたほうがいいですね。
 さらに、バストを触ってしこりの有無をチェックすることは、乳がんの早期発見にも有効。しこりができても、痛みなどがないので気付かない人も多いそうです。あおむけになり、右手を上にあげたら、左手で右のバストをチェックします。脇の方から中央に向かって、指をすべらせるようにしながらしこりがあるか確認しましょう。乳がんになると、乳首から血液まじりの分泌物が出ることもあります。異常な分泌物が出ないかどうかも忘れずにチェックしたいですね。
 生理前や生理中は、バストの大きさも異なるので、セルフチェックは生理から5日後あたりがいいでしょう。毎月1回は実施したいものです。

シャワー

バスタイムのセルフチェックを
習慣づけるといいですね

30歳を過ぎたら、出産経験の有無にかかわらず、医療機関での検診を受けることをおすすめします。マンモグラフィ検査では、アクリルの圧迫板で片方ずつバストを挟み、初期の乳がんを発見するのに役立ちます。経験したことがある人ならわかると思いますが、バストが圧迫されるときは痛いです。そのため、敬遠されがちですが、早期発見には効果を発揮します。それを考えれば、一時の痛みは我慢できるはず。
 しかし、初めての検診ではなかなか勇気がでないこともあるでしょう。その場合は、超音波検査がおすすめです。痛みもなく、マンモグラフィ検査では発見しにくい、乳腺の密度が高い20〜30代の人にも効果があります。できれば、どちらも受けたほうがいいですね。

乳がん検診

定期検診とともに乳がん検診も受けましょう

セルフチェックだけでなく、医療機関で検診を受けることで、乳がんを初期の段階で発見することができます。乳がん検診を会社の定期検診で義務化しているところもありますが、コースに組み込まれていなくてもオプションで選べることもあるので、確認するといいでしょう。また、自治体でも乳がん検診を行っています。自治体によって受けられる年齢や内容が異なりますので、自分の住んでいるところの役所に聞いてみるといいですね。
 生命保険でも、女性特約をつければ、万が一のときにも保障されます。あなたの加入している保険では、乳がんをカバーできますか? もう一度、契約内容を確認してみましょう。
 新しい生活がスタートする春。体の不安を取り除き、新たな気持ちで仕事もプライベートも楽しみましょう。

OL

初期に治療を受ければ社会復帰もできますよ

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