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スペシャルコラム

スペシャルコラム

「中秋の名月が語る秋の風情」

今年の7月、日本でも皆既日食が見られましたね。昼間なのに暗くなる幻想的な時間……。普段、あまり空を見ない人でも、気になったのではないでしょうか。
 日食はめったに見られませんが、日本では、秋になると「中秋の名月」を楽しむ風習があります。この日の月は縁起がいいといわれ、古来より愛されてきました。夜空に浮かぶ月を愛でながら、月光浴をしてみませんか。

中秋の名月

秋の季語でもある名月を鑑賞しよう

中秋の名月とは、旧暦の8月15日に月を鑑賞する行事です。今年は10月3日(土)にあたります。お月見というと満月を連想しますが、必ずしもそうとは限りません。今年は翌日の10月4日が満月です。
 中国から伝わった行事といわれており、中国では「中秋節」といわれ、盛大にお祝いします。月餅をお供えしたり、親しい人に贈るとか。日本の中華街でも、巨大な月餅を飾ったりしてお祝いしているので、出かけてみるのも楽しいですね。

月餅

甘く濃厚な味わいの月餅は濃いめのお茶とともにどうぞ

日本では、すすきを飾ります。すすきには魔除けの効果もあるといわれており、お月見の日には、窓辺に飾るといいでしょう。郊外ではすすきは珍しくありませんが、都心ではなかなか見つからないもの。お花屋さんで扱われていることもあるので、探してみてはいかがでしょうか。
 月見団子もお忘れなく。本来は、何もかかっていない団子を12個(閏年は13個)供えますが、準備するのは手間ですよね。最近では、白玉団子や餡子を乗せた団子も月見用として販売しています。お好みのものを選んでも、月見の雰囲気は味わえますよ。

すすき

すすきは秋の七草のひとつ万葉集にも詠まれています

月は都心部でも比較的大きく見えますが、できれば空気の澄んだ郊外に出かけたいものです。しかし、休日出勤など、忙しくてなかなか遠出することは難しい人も多いのではないでしょうか。
 より月に近づきたいなら、高層ビルがオススメです。東京都庁の展望室や六本木ヒルズ大展望台 東京シティビュー、サンシャイン60展望台など、仕事帰りにも立ち寄れるスポットはたくさんあります。夜景の海の上に浮かぶ月を見られるのも、都会ならではの醍醐味です。
 情緒を味わいながら月見を楽しみたいなら、日本庭園へ行きましょう。向島百花園では月見の会、横浜の三溪園では観月会が開催されます。ライトアップされた庭園の中で見る月は格別です。琴の演奏やお茶会などのイベントもあり、雅な世界へといざなってくれるでしょう。詳細は出かける前に、ホームページをチェックしてくださいね。

高層ビル

高層ビルの最上階なら
会社帰りに立ち寄りOK

月の光には神秘的な力が秘められているといわれ、昔の人は直接見ず、池や杯に映った月を間接的に鑑賞していたそうです。また、女性の体のリズムとも関係があるといわれています。
 パワーストーンの浄化に使われたり、スピリチュアルな意味も持つ月の力。一年で一番美しいといわれている月を眺めながら、そのパワーを吸収してみませんか。

宇宙

占星術でも重要な意味を
持つ月のパワーを体感して

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